SIKO FEATURED 特集記事
最近宅配業者によってはお米袋そのままでは送ってくれなくなりました。
理由としては配送中に袋が破けたり雨などの水濡れなどがあるためダンボールに入れるように指示することが多いそうです。ただダンボールは嵩張ったり、重さがあるお米を入れると持ちにくいなどの問題がありました。そこで、丈夫なクラフト紙袋をダンボールの代わり使うことが出来ないかを実際に配送して試してみることにしました。
実験内容
実験 1:水濡れ実験
配送中に急に雨にふられることもあります。濡れることで外観が悪くなることは勿論、中身のお米まで濡れてしまうようなことはないのか?ダンボールと紙袋で水濡れ比較の実験をしてみました。
※ダンボールはホームセンターでお米用の宅配として販売されているもの、紙袋は75g/㎡×2層のもので比較しています。
ダンボールと紙袋に実際にシャワーをかけ、中身が濡れていないかをチェック!
まずはダンボールとクラフト紙袋(アレンジバッグ)に水濡れが分かるように
水で色が変わるシートを入れました。
ダンボールと紙袋、どちらもガムテープで梱包し、ジョウロで水を10秒間かけ続けました。
それぞれのシートを見るとダンボールと紙袋ともに内部に濡れの問題はありませんでした。
この結果から紙袋でもダンボールと同等の耐水性があるといえます。
実験 2:実際に送ってみました
実際に配送業者さんは紙袋の梱包を受け付けてくれるのか?また配送された場合に問題などは起こらないか?を実際に様々な業者様で送ってみて実験してみました。
果たしてダンボール以外でも送ってもらえるのか?強度的に問題は無いのか?を実験
配送ルート: 大阪府羽曳野市 → 香川県坂出市
配送物: 玄米30kg入り紙袋
実験結果
- 紙袋は受け付けてくれたか → ◎
- 実際に送られてきたイメージ
配送後の感想・・・・破れや汚れなど外観上の問題は全くなし。
宅配業者の声
配送後の感想・・・・配送過程で問題はありませんでした。
結果・考察
ぜんぜんいける紙袋!どんどん宅配業者様に使っていただきたい結果でした。
メリット
- 宅配条件下で問われる水濡れ程度は問題ない
- 梱包資材として保管する際にダンボールより嵩張らない(1/10程度)
デメリット
ダンボールようにきっちり形が決まらない(適切な寸法設計が必要)