SIKO FEATURED 特集記事
製造機械のメンテナンスは自分たちの手で!
私たちは産業用包装資材の製造・販売を生業としておりますが、大事なことの一つに“商品の安定供給”が挙げられます。では商品の安定供給に必要なことは何でしょうか?私たちは製造機械を故障なく順調に稼働させることが重要であると考えました。
製造機械を故障なく順調に稼働させるには日常的な機械保全作業が不可欠であり、これには機械保全に対して正確な技能と知識の習得が必要となります。シコーグループでは機械オペレータを中心に『機械保全技能士』の取得を奨励し、担当した製造機械のメンテナンスは自ら行うことで故障なく稼働させることに努めています。
機械保全技能士をご存じですか?
機械保全技能は、すべての製造現場で欠かせない設備機械の故障劣化防止や、正常運転を維持するうえで重要な保全作業であり、この保全作業の技能を評価する唯一の「国家検定」です。試験は年2回実施され、3級から特級の等級があります。技能検定の合格者は「技能士」と称することができ、名刺などに記載し「技能士」として名乗ることが可能です。
取得奨励の発端は…
機械保全技能士の取得奨励の発端は2018年春、ある会議での弊社会長の発言でした。
- ・製造会社は製造機械のメンテナンスが重要!
- ・メンテナンスのプロとして機械保全技能士を目指そう!
- ・目標は100名!
資格手当制度に「機械保全技能士」を加え、受験費用は会社負担で社内募集をした結果、初年度は17名が合格することができました。以降は合格者が中心に勉強会を開催し、受験希望者の支援に協力しています。
シコーの現状
2018年から5年が経過し、シコーでは94名の機械保全技能士が生産活動を支えています。
各工場の食堂や会議室には合格者の登録証がびっしり掲げられています。
目標の100名まではもう少しですが、現状でも機械オペレータの3人に1人が機械保全技能士として活躍しています。
製造会社の供給責任
わたしたちの生産活動にお客様へ安定供給する責任が伴いますが安定供給の要素には、人員の確保・資材の調達・物流の管理など様々です。中でも製造機械の安定稼働も重要な要素であり、わたしたちは安定稼働の実現のため、さらにはお客様への供給責任を果たすために盤石な製造会社を目指しています。
「国家資格」を取得した機械オペレータがつくる商品をぜひともお試しください!